
今回はRC造のデザインを行う上でのメリット・デメリットを書いていきたい。そのメリット・デメリットは、私の設計においての考えとする。私は設計事務所で下積みをしていた時に、20件程のRC造の住宅を担当して独立をした。独立してからは木造が多いものの、その構造に適したアイディアとなるように心がけているし、構造が違えば出てくるアイディアも全然違う。私がRC造で設計する場合は、構成的に合理的な一体となるような建物であるべきと考えている。下積み時代の所長はモノコックと呼んでいた。それに加えてモノの成り立ちにも意識しなければならない。どのようにそのカタチが産まれ成り立つのかである。
RC造には様々な考えで設計する事ができるが、私の設計の手法としてはこの考えが軸となっている。そこから形態に機能を従わせる事もあれば、機能から醸成させる事もある。 独立して初めてとなるRC造の依頼が待ち遠しい。


RC造の住宅では、壁そのものが構造体となるため、開口や部屋の配置が構造計画と密接に関わる。後から自由に変更することが難しい分、設計初期に暮らしと構造を同時に考える必要がある。
その一方で、大きな開口や長いスパン、地面との強い一体感など、RC造ならではの空間をつくることができる。素材のイメージだけで構造を選ぶのではなく、敷地と暮らしに対してどの工法が適しているかを判断することが重要である。